公益財団法人 群馬県産業支援機構
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自動車サプライヤー支援

自動車サプライヤー支援センター事業


専門家派遣
時代に即した地域サプライヤー群の育成を目指します。
事例紹介
株式会社 池田製作所
〝デジもの塾〟活用し、CAE技術習得
概要
シミュレーションを活用して、金型製作前に問題を解決
株式会社 池田製作所

相談までの経緯

同社について

1947年創業。
自動車部品の製造・販売、金型設計・製作・販売、半導体関連装置及び精密機器のメカ設計・配線、製造加工組立を行っている。
企業理念(使命)は「自立した発想と最高の技術でお客様に貢献し、お互いを信頼し小さくても独自の価値を創造した、社会に貢献する企業を目指す」

相談のきっかけ

金型製作などにデジタル技術の活用を始めたが、本来の目的である製作期間の短縮に結びついていない現状があった。
この話を聞いた機構のコーディネーターが、『デジタルものづくり塾※』の受講を勧めたところ、是非利用したいとのことで受講に至った。

※デジタルものづくり塾:通称デジもの塾。
広島県で地域企業や教育研究機関の技術的な課題の解決を支援する施設である「ひろしまデジタルイノベーションセンター」が実施している教育プログラム。デジタル技術(CAE)を活用した解析スキルの向上、課題解決能力の強化を目的に、オンラインと実地で構成する約7か月間の研修。群馬県産業支援機構を通じて県内企業も受講できる。

活用内容

課題整理

シミュレーションの活用を始めたばかりで、データ蓄積が不足しており、金型製作前に懸念事項を解消できなかった。結果、トライ&エラーを繰り返し、製作期間が長引くという問題があった。

取組テーマ

「シミュレーションと実パネルとの差異を低減」がテーマ。
デジもの塾を通じて、他社の活用方法を学びながらCAE技術の向上を図る。また、シミュレーションを活用して、金型製作前に問題を解決し、トライ工数の削減等に取り組んだ。

取組内容

予実差を低減し、ワレ・ショックライン対策形状を織り込み、図面規格値を満足する対策形状の決定には成功したが、実機とCAEの再現性には一部差があり課題が残る形となった。今後は、設定条件に基づく他部品のシミュレーションを行い、同様の傾向を確認し、相違部分の検証を継続しながら、データ蓄積およびn増し検証を進めることとしている。

支援先企業からのコメント

群馬県産業支援機構からの紹介で、デジもの塾へ参加しました。塾では実際に自動車メーカー等でCAEを活用されているアドバイザーの方々から実務に即したアドバイスをいただき、課題を解決していくことができました。今回の活動を生かし、さらにCAEを活用した予実差の低減とトライ回数の削減を行い、当社の技術力・競争力がより向上していくよう取り組んでいきたい。

生産技術部 部長 三牧崇之

企業基本情報

住所 群馬県太田市西新町135-3
事業内容 自動車部品の製造・販売、金型設計・製作・販売、半導体関連事業
従業員数 314名
代表者 代表取締役社長 池田 剛一
URL https://www.ikeda-mfg.jp/ リンク先が別ウィンドウで開きます
株式会社 池田製作所
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